低体温の原因…病気?それとも加齢による筋肉の減少?

かぜを引いたり、体調がわるいときは熱が出るのが普通です。
しかし、中には反対に、体調が悪いのに体温が低下してしまう人がいます。

慢性的に体温が低めの人は、

  • 頭痛
  • 体がだるい
  • 肩こり
  • 消化不良
  • 便秘
  • 肥満

といった症状に悩まされがち。

特に体温計で36度未満の人は要注意です。

低体温は現代病か

低体温の人が元気がないのは、慢性的なエネルギー不足の可能性があります。

ごはんやお肉を食べてエネルギーを蓄えていても、それを使える状態に変換しなければ細胞はエネルギー不足になります。

糖質や脂質を細胞内でエネルギーに変換する役割を担うのがミトコンドリアです。ミトコンドリアは筋肉の活動と密接にかかわっています。

ポイント① 快適な都市生活。しかし筋肉は減り、ストレスは増えている

都市生活は快適です。しかし、エアコンの効いた部屋で汗もかかずに仕事をしていると筋肉を使う機会が減ります。筋肉は体を動かすだけでなく、熱を生み出す器官でもあります。筋肉が減れば体温は低下します。

反面、成果に対するプレッシャーや人間関係のストレスは増大しています。これに対して体は防衛反応を働かせ、あまりエネルギーを使わずに低空飛行で生きていこうとします。ただでさえ筋肉が減っているのに、活発にエネルギーを生み出す代謝が抑制されては、ますます体温は下がってしまいます。ストレスホルモン「コルチゾール」は筋肉の分解を促すので、筋肉維持の観点でもストレスはよくありません。

ポイント② ミトコンドリアの働きがにぶって元気が出ない

細胞内で糖質や脂質をエネルギーに変換するミトコンドリアは体温の影響を受けます。低体温の人はミトコンドリアが働きにくくなっており、慢性的なエネルギー不足の状態。体がだるい、やる気が出ない、人から「元気がない」と言われる、などはミトコンドリアに働きが鈍っているからなのかもしれません。

そして残念なことに、こうした筋肉の減少やミトコンドリアの機能低下は加齢の影響を受けやすいのです。40歳を過ぎたころから低体温による体調不良を訴える人が増えるのもそのため。年齢に打ち勝ち、毎日を元気に過ごすには栄養面にも目を向け、筋肉量の維持とミトコンドリアの活性化に努めることが大切です。

低体温と栄養の関係

栄養面から低体温を改善する方法を見てみましょう。

筋肉の材料になるタンパク質

筋肉の減少は低体温につながります。筋肉の材料になるタンパク質(肉、魚、卵、乳製品など)をとるようにしましょう。

なお食事をするとそれだけでも体温が上昇します(食事誘発性熱生産といいます)。糖質、脂質、タンパク質の3大栄養素の中でタンパク質が最も熱を生み出すことが知られています。

タンパク質の摂取に加えて筋肉に負荷をかける運動を取り入れると筋肉量がアップします。下半身の筋肉を全体的に使うスクワットがおすすめです。

体温を上げる食事、下げる食事

簡単にできる食材選びのポイントを見てみましょう。

体温を上げる食材

  • ごはんや餅などお米を原料とする主食は体温を上げる働きがあります。
  • 人参や大根、ごぼうといった根菜類も体温を上げます。
  • 肉、卵、青魚といったタンパク質が豊富な食材は体温を上げます。

体温を下げる食材

  • スイカやレタスといった葉物野菜や夏野菜は体温を下げます。
  • コーヒー、緑茶、ビールなどは体温を下げます。
  • 加工肉や練り物などは体温を下げます。

腸内環境を改善する食材

低体温が続く人は腸内環境も悪化しがち。腸内の悪玉菌が増えて毒素を出すので、ガスでおなかがハリやすくなります。

  • 野菜、海藻、穀物に含まれる食物繊維
  • ヨーグルトなどの乳酸菌
  • 腸内で善玉菌のエサとなるオリゴ糖

を取り入れて腸内環境を改善しましょう。

暖房よりもお湯! 肌の乾燥、のどの痛み対策

体が冷えると暖房に頼りがち。

でも、エアコンの空気が体に合わないこともあります。せっかく体を温めようと暖房を入れたのに、肌がカサカサ、なんだかのども痛い…といった経験はありませんか?

そういうときはお湯を使って体を温めるのをおすすめします。

例えば、昔から使われてきた湯たんぽ。原始的なようですが体が冷える人にとってはエアコンや電気毛布よりも優れているかもしれません。
時間あたりの熱量を比較すると、

  • 電気毛布…約5万5000Kcal
  • 湯たんぽ(沸騰したお湯2リットル)…約13万Kcal

とこのように、湯たんぽの方が体を温める力で優っています。毛布やタオルで包むなどして直接肌に触れないようにすれば安全です。

とかく足や手先といった冷えやすい場所を中心に温めがちですが、全身を温めるためには大きな筋肉のあるところを先に重点的に温めた方が効率よく温まります。

  • お尻
  • 太ももの前側
  • お腹
  • 肩・二の腕

などを温めてから、気になるところを温めるといいでしょう。

湯たんぽなら、エアコンや電気毛布に比べて経済的で、肌の乾燥や喉の痛みを引き起こすこともありません。

お尻と骨盤を重点的に温められる湯たんぽ

体の中で一番大きな筋肉はお尻。座れる湯たんぽ「骨盤ゆたんぽ よもにん」はお尻と骨盤周辺をしっかり温められる湯たんぽです。

特に妊活中の方や更年期の方は子宮周辺を温めたいですよね。でも、普通の湯たんぽの上に座り込むのは抵抗があります。
こちらなら、もともと座って使うように設計されているので安心。骨盤を支えるように包み込み、温めてくれます。

お布団の中は普通の湯たんぽ。座って使う用は「よもにん」というように使い分けてもいいですね。よもぎ蒸しの雰囲気を味わえるので、きっと使うのが楽しみになりますよ。

お湯を循環させるマットがある

お湯を使って体を芯から温めたいけれど、小まめにお湯を取り換えるのが面倒、夜寝ている間中使いたい、という場合は湯たんぽでは限界があります。

そういうときに重宝するのが冷え性解消の専用マット。

  • 操作ひとつで好みの温度をキープ
  • 乾燥の心配がない
  • 電気代はエアコンの約10分の1
  • 電気毛布のような電磁波の心配がない

といった利点があります。
冷えに悩まさている人たちから支持されている、隠れた人気商品です。

医療にも使われるプラセンタの効果

プラセンタというと化粧品を連想する人もいるかもしれませんが、実は更年期障害をはじめとする治療に使われています。

プラセンタとは「胎盤」のこと。赤ちゃんのへその緒とつながっており、酸素や栄養を届けます。そのような重要な役割ゆえに、ビタミンやアミノ酸といった成長因子を豊富に含んでいます。

自然分娩で出産した健康な母親由来の胎盤をもとに作られるプラセンタエキスは医療で注射薬として用いられています。対象となる疾患は更年期障害、自律神経失調症、不眠、アレルギー、肝炎など。

プラセンタエキスには次のような働きがあります。

  • 免疫を活性化して病気に対する抵抗力を高める
  • 更年期障害に伴う症状の緩和
  • 疲労を回復する
  • アレルギーを抑える
  • 肌の美白効果、シワを抑える効果

なお更年期障害などの治療に用いられる場合は保険適用となりますが、美容目的の場合は保険適用外です。

ところで更年期の症状が出ていても、すぐには気づかないことがあります。特に仕事が忙しくて疲れていたり、ストレスにさらされていると別の病気や体調不良と混同してしまうことも。人によっては、かなり早い時期から更年期障害の症状が現れるので要注意です。>>コールセンターで更年期障害?

さて、プラセンタに話を戻すと、注射薬以外にもサプリメントとして摂取するものがあります。こちらはヒト由来ではなく、豚、馬、羊などの胎盤から作られています。

手軽に活用できるサプリメントが人気

ヒト由来のプラセンタエキスを注射するのに比べれば効果は小さいものの、医師の診断も必要なく、食品として手軽に取り入れられるのが魅力。

健康的で健やかな生活のサポートはもちろん、美容分野でも注目されている成分なので、ターンオーバー(肌の生まれ変わり)を促して美肌も目指せるというメリットもうれしいですね。

豚に比べ、馬を原料とするプラセンタは一般的には高価ですが、次のような優位性があるといわれています。

  • 馬は豚に比べて体温が高く、病気に強く健康的
  • 豚は病気を避けるために飼料に薬を混ぜて飼育されることがあるが、馬はそうではない
  • 豚は1度に10頭を年2回出産、馬は1度に1頭を年1回出産と、馬の方が希少価値が高く、成長因子となる胎盤のアミノ酸量も多い

このような理由で一般に、安さなら豚プラセンタ、品質なら馬プラセンタと考えられています。